絶えず流れる光: 緑 (2019)

フィクストメディア: Wave Field Synthesis

作者自身の持つ共感覚―音の高さにより、かすかではあるが異なる色が感じられる―を使うことを実験している。
この作品では緑をテーマとしており、言葉として「緑」と認識できる色が感じられる音で主に構築されている。
変化し続ける色や光の流れを、音として空間に実現することを模索した。

オパールの霧 (2017)

ピアノ、ライブエレクトロニクス
6’30”

音楽は通常、調性やハーモニー、リズムパターン、音色などの変化あるいは移動を聴者に観測させることで、あるセクションから別のセクションへの切り替わりを提示する。
このような、音楽の構成における「境界」をにじませることに焦点をおき、限られた音のみで構成された色彩のグラデーション、エレクトロニクスと奏者との相互の呼応から生まれる即興性、一定と不定のリズムの混合といった要素を取り入れた。