オパールの霧 (2017) ピアノ、ライブエレクトロニクス6’30” 音楽は通常、調性やハーモニー、リズムパターン、音色などの変化あるいは移動を聴者に観測させることで、あるセクションから別のセクションへの切り替わりを提示する。このような、音楽の構成における「境界」をにじませることに焦点をおき、限られた音のみで構成された色彩のグラデーション、エレクトロニクスと奏者との相互の呼応から生まれる即興性、一定と不定のリズムの混合といった要素を取り入れた。