計画された記憶 18-DH (2018)

オーディオビジュアル: 映像、8chサウンド
6’40”

これまでオーディオビジュアル作品群の制作を通して、聴覚的要素と視覚的要素との一致や統合を模索してきた。この作品では、「人はどの瞬間に、自らの記憶と外部刺激との関連性が認識できなくなるのか」という問いに、ひとつの答えを見出そうと試みた。

外界から窓を通して入ってくる日常的な音から始まり、徐々に催眠状態に入るかのように曖昧な姿に変化する。それが飽和すると、記憶が脳内で明滅するようにあらゆる音や映像が断片的・非連続的に入れ替わる。